Ver6.5新防具レビュー「魔衛隊士のよろい」

▼基本性能と過去装備比較

Lv93装備の降魔のよろい以来の対属性ダメージ特化の鎧

リンクを探して気が付いたがなんと実に6年ぶり

書き口も何やら違ったりでやや恥ずかしいので出来れば押さないか押しても見なかったことにしておいてほしい

▼6年ぶり…とは言ったものの

攻撃呪文耐性が7%から5%に格下げされてる！？

ダメージの回復量が10%から変更なし！？

一体……どうして……

ちなみに降魔のよろいに関して言えば、出た当時は大戦鬼の次ということもあり、守りに特化したとても強い鎧のような評価だった

しかしそれは竜のうろこと言うアクセサリーが存在せず、ロザリオや聖女が全盛期だった時代だからこその話

ハッキリと言ってしまえば現代のニーズに応えられていない時代遅れなセット効果であると言える

▼必殺チャージ率+1%は強いでしょうが！

どの職業も必殺技が2種に増えた現代においてそれは正しいと言える

確かに戦士は会心必中も戦神の凱歌もぶっ飛んだ強さをしているし、パラディンガードなんて全必殺中でも破格の性能を持つ

魔剣解放は無条件での闇のヴェール化、ガーディアンに至っては必殺チャージがイコールゾーン突入で、必殺を使わずとも意味がある

しかし……しかしだが、この効果は必殺が使える回数が明確に増えるものではなく、「増えるかもしれない」程度のものでしかない

具体的には戦闘時間が長くなればなるほど効果が薄くなっていくため、短時間の戦闘で必殺チャージ率が向上し、なお且つそれが有効に働く場面であることが強い条件となる

さて、鎧職が1～2分程度で終わるボス戦へ向かうことがあるかと言われると…？

▼防衛軍のガーディアンです

天光の護りや天光連斬、プラーナソードが強化されたガーディアンを防衛軍の高速周回で使うとなると

コマンド間隔の足りなさや絶妙な火力の低さを補うゾーン突入状態がどうしても欲しくなる

そこで魔衛隊士のよろい！（必殺チャージ率+1%）

（流れるような宣伝）

▼真面目な話をしましょう

これはいつも言っていることではあるが、鎧と言うものは常に最新が最強

それはなぜか、「守備力と重さが高いから」である

しかしそれだけで決まってしまうほど簡単ではないのがDQXの面白いところであり悩ましいところでもある

魔衛隊士の最大のライバル、それはミラーアーマーの存在

これですらもう3年近くも前の装備だが、これが本当に優秀で今現在も愛用者は多い

何故ミラーアーマーが強いのかと言うと、「被ダメージ-10」のセット効果の存在が非常に大きく

みのまもりステータスが大きく上昇した現在の環境では、パラディンの大ぼうぎょが最大で94.35%ものダメージカット率をたたき出している

そのため被ダメージを無条件で-10させられる効果と非常に相性が良く、この10の差で無効化できるかできないかのラインがある

ダメージが0になれば付随するデバフも全て受けることはないが、1でも受けてしまうとふっとびや呪い混乱など、あらゆるデバフを食らってしまうという、まさに天と地の差が存在している

また、呪文ダメージを軽減し受けたダメージの10%を戻す魔衛隊士のよろいと呪文そのものを反射し無効化するミラーアーマー

対呪文と言う一点を見た場合どちらが優秀かは明白である

故に魔衛隊士のよろいを強く使おうと思うと、「属性攻撃且つ多段ヒット且つ呪文でない」攻撃を使ってくる敵に対して戦士、パラディン、魔剣士、ガーディアンを採用する価値がある場合となる

▼他の鎧はどうなのか

ミラーアーマー以外にこれだという鎧はやはり蒼穹兵団のよろい

パラディンのヤリや戦士の片手剣、オノ、魔剣士やガーディアンのようなそもそもが攻めに向いた鎧職がいるなど

昨今の鎧職はただ耐えるだけ、守りが固いだけでなく攻撃面の強さも求められている

そうなったときに各職すべてに共通するのが「バイキルトの維持が辛い」ことが挙げられる

絆のエンブレムや魔犬の仮面など、色々な手段でバイキルトを自前で炊く手段はあれど

一瞬でも切らすとそれだけで大ロスになってしまう重要バフを行動するだけで更新できる可能性が上がるのはとても強い
（不死鳥のやりや斬魔の緋大剣など、他の手段を用意できる場合でも掛け合わせて使いたいぐらい重要）

そして鎧職は共通して物理攻撃のメインスキルが多段技であり、特技ダメージ+の存在も光る

▼総評

守備力と重さが高い！えらい！

の理由だけでミラーアーマーと蒼穹兵団のよろいを押しのけて着たい、とはなかなか

対呪文特化に見せかけて実はそうでもない

被ダメージ-10の鎧はもう出ないのでしょうか……

と言ったところ