「あなたの護りたい人は誰ですか?」
この問いに「護りたい人はいない」としか答えられなかったガーディアンは、そう私だ
まあなんかそしたら見知らぬ誰かを護りたいと思えるだなんて凄い人ですね的な返しが来てしまって
お、おう…となったわけだが
と言うわけで
▼まずはざっくり職性能紹介
HP、ちから、みのまもりが高くすばやさ、きようさが低い典型的な戦士タイプのステータス
中でもみのまもりが高く、パラディンに次ぐステータスとなる
またちからも、職スキルの160~200にちから+10~20があるため、実質的にはバトマス、魔剣士の次に高い
装備可能な防具が鎧系のため、打たれ強く火力の高い魔剣士の属性違いかのような印象を受ける
▼専用システム「ゾーン」
DQ11をプレイしたことがあればすんなりわかると思うが、それをそのままDQ10に持ってきたもの
他職の必殺チャージと同条件で起こり、60秒間ステータスがアップし、ゾーン技を使えるようになる
ガーディアンの場合は
- 移動速度10%アップ
- 行動間隔短縮(おそらくピオ2段階分)
- 最大HP20%アップ
- ちから20%アップ
- 被ダメージ-30
と、強化要素てんこ盛りでお楽しみいただける
他職の必殺技が90秒保持できる反面、マスタークラスは60秒しか保持できない点が唯一劣っている
▼専用スキル解説
・退魔の鏡
ドラクエ史上初の範囲呪文反射
マホカンタ+におうだちを疑似的に一人でやることが出来る
一度跳ね返すと消えてしまうため神速メラガイアーや連続ドルマドンが複数回ヒットするとダメージを受けてしまう
また、ジバリア系、クモノ、メガンテは反射することが出来ない
発生がやや遅く敵の呪文詠唱を見てからでは間に合わないことが多い
・活性の祈り
両手杖スキルの「活命の杖」と全く同じ効果がCTなし且つ武器種を問わずに使える
このスキルのおかげで事実上の最大HPはパラディンを抑えて全職中トップとも言える
CTがないため効果が切れる前に上書きで使うことで効果時間の延長をすることも出来る
(ただしその用途の場合HPの回復効果はない)
・天光の護り
ガーディアンを象徴するぶっ壊れスキル
なんでこの性能でCTがないのか不安になって来るレベル
このスキルにガーディアンの採用理由がほぼ詰まっていると言っても過言ではない
・不屈の鼓動
簡易パラディンガードと言ったイメージのスキル
発生がそこそこ早いため、見てから対応できる技はかなり多い
(参考:大ぼうぎょの発生が0.8秒)
他にも自タゲを引っ張り反撃を誘発する際に使用すると、ヒーラーの回復手を浮かせた上で誘発した反撃を避けずに攻撃するなんてことも出来る
発生は早いものの全体硬直がそこそこあるため、自由に動ける時間で無敵を使えるのは7秒足らずなのが気を付けたいところ
ダークテンペストを始めとした9999ダメージ×2の、いわゆる「絶対に当たってはいけない攻撃」もすり抜けることが出来る
・ブラスターフィスト
基本ダメージが600±30で、現在HPが600以上になると2増えるごとに威力が1上がっていく
(上限値は不明)
威力上昇の参照ステータスが現在HPと言う珍しいスキル
(活性の祈りの戦闘時限定のHP上昇バフも有効)
戦闘中に常時変動するステータスを参照するため、高いHPを保ちながら使う必要がある
敵対象を指定しない自分中心範囲攻撃且つ光属性と言えばギガスラッシュだが、だいたい同じような技だと思っておくと良い
発生、全体硬直が少し短い代わりに範囲が少し狭いが、ガーディアンは攻撃魔力の基本値が0なためほぼこちらの方がダメージは高くなる
・天光連斬
まあまあ強い、令和に出してギリギリ許されるレベルの性能
暗黒連撃に比べると見劣りするところはあるが、それはそういうコンセプトであるが故の事なのだろう
・プラーナソード
光属性低下が6回判定且つ、初段で下がれば残り5発は全部ダメージが上昇する
低下倍率は1.5倍で、発生強度はおそらく100
主要CTスキルにしてはやや倍率が低く物足りなさは否めない
天下無双に光属性と光低下とCTがついた、と言えば分かりやすい性能だろうか
・ブーストオーラ
ウォークライとCT短縮を同時にかける
ゾーン状態が60秒間なので、ゾーン突入後すぐに使ってしまうのが効果的
・防塞領域
陣上限定とはいえ味方全体に(実質)無敵を付与できる
ダメージが0になれば追加効果も発生しないため、一部例外(竜の咆哮など)を除き15秒間攻撃し放題と捉えてしまってよい
▼相性のいい武器、防具
ここまで基本スキルを見ていくと、防御スキルの性能が高く攻撃スキルも武器スキルを併用すれば最低限は揃っている
と言った印象で、欠点として
- 強力な分MP消費が大きい
- MP回復の手段がない、つまり燃費が悪い
- バイキルトをつける手段がない
これらが大きく挙げられる
よって防具セットは蒼穹兵団のよろいが広く適していると言えるが
受けるダメージをさらに減らせるミラーアーマー、ブレス耐性特化の魔侯爵のよろいもお好みで選べる
武器スキルは片手剣、両手剣、ヤリ全てが専用ラインとなっていて、どの武器種にも明確な強さがある
・片手剣+盾の場合
まず目を引くのが戦士と同じく片手剣時は常時CT-10秒があること
光ダメージ+5%は攻撃魔力がない分ギガスラッシュ、ギガブレイクのダメージを底上げしておこうという意図だろう
160~スキルには専用でガード時に各種バフ効果がかけられる
特に嬉しいのがガード時バイキルト(10%/30%/50%)で、180以降にセットすればバイキルトの維持が難しい問題をかなり解決することが出来る
(敵によってはガードできる攻撃が全然なくて辛い…とかもあるが)
次点はダメージ軽減効果だが、確率は最大でも30%とやや控えめなため発生したら嬉しいくらいの位置づけだろうか
大盾は基本用途に合わせて選ぶとして、ガーディアンと相性のいい片手剣は妖精の剣がある
片手剣を持つ場合は無属性攻撃が欲しい場合がほとんどなため属性ダメージ+の方は実はあまり有効でなく、セーラスソードの方が実火力は高いのだが
行動時スカラが鎧職としての役割を引き立たせるためおすすめしておきたい
もちろん片手剣で属性ダメージを意識してはならないことはなく、その場合は最新のセーラスソードよりも優秀になる
・両手剣の場合
※160~スキルは他職と同じ汎用
行動間隔短縮にほぼ全てが詰まっている
その攻撃力を活かして天光連斬を軸に攻撃していくならば一択と言っていい
おすすめの両手剣は斬魔の緋大剣で、行動時バイシオンを確保すること
・ヤリの場合
片手剣と両手剣の中間のような存在…のように思えるが
専用ラインが行動時早詠みと行動時祈り、特技ダメージ+40しかなく、あまり魅力的ではない
(早詠みだけ少しうれしい)
自力でCT-10秒を引けることでさみだれ突きの回転率を上げていき、要所で武神の護法や超さみだれ突きを駆使していく形になる
一閃突き・改があればヤリ一択になってしまったのかと言う気もするが、一閃改があれば…とは良く思う
また、同盟コンテンツなどではジゴスパークによる雷耐性ダウンの起点役として活躍できる
そういった戦闘であれば多段CT攻撃の種類が多いほどにダメージを伸ばせるため噛み合っている
おすすめのヤリは両手剣と同じく行動時バイシオンのある不死鳥のやりか、ストームフォース下で雷ダメージを伸ばせる輝天のやり
行動間隔短縮且つ高会心率のクアドラピアーも捨てがたいのだが、さすがに攻撃力差で火力が劣ってしまう上に
ゾーン状態になれば行動間隔が遅い点は解消されるため相性は今一つ
▼ガーディアンで遊べるところ
主に物理構成で戦う強敵コンテンツ全般
聖守護者で言えばスコルパイド、ジェルザークが該当する(Ⅳ含む)
特にスコルパイドでまもの使いのHPリンクに頼らず戦えるところはかなり魅力的で、バトルマスターや踊り子の両採用なども十分に視野となる
特にMP問題が常に付きまとうのにヒーラーに僧侶より賢者を採用したいガーディアンにとって魔力のバラードで支援できる踊り子は好相性
(MPくらいアイテムでなんとかしろと言う意見はこの際置いておく)
デルメゼに関してもヒーラーに賢者を起用すればいやしの雨+天光の護りでリンクなし構成も実現しそうなのだが、こちらはまだ何も確かめられていないため保留としておく
ともかくこの、「バト、踊り、ガデ、賢者」と言う構成はどこへでも行ける可能性を感じる
使用武器は片手剣かヤリを想定
もちろんダークキングやメイヴ、なんならレグナードやガルドドンにだって行けてしまう
特にパラディンに天光の護りを入れることでほぼ全ての即死級攻撃を大ぼうぎょで受けきれるようになったりする
他にはヤリの項で挙げた同盟コンテンツあたりも有力
やれることが多くダメージ上限の高い多段技を多数所持していることから相性がよい
▼そろそろお気づきだろうか?
このガーディアンと言う職業、鎧を装備して防御スキルが強く、ゴリゴリの前衛イメージなのだが
どこへ行くにもやることは全て中衛の仕事だということに
そう、ガーディアンは前衛職ではなく中衛の火力補佐職なのである
前衛が攻撃できる回数を増やせる強力な防御バフの数々
自身は高いHPと守備力での生存能力も支援職としての性能にマッチしている
惜しむらくはバイキルトとMP回復手段がないことだが、そこはパーティ編成単位で上手くやりくりしたい
▼おわりに
戦士やパラディンと席を食い合うのではなく、魔法戦士やどうぐ使い、レンジャーがライバルとなる職性能となっている
開発的にはこういう立ち位置で使って欲しいわけではなさそうな気もするのだけど、それは果たしてどうだろうか
1パーティに複数人入れたい職ではないが、一家に一台ガーディアン、ぜひお試しあれ