相手の行動を予測するための予備知識

移動による回避や、事前に対応することで防げる攻撃は数多くあり、それらの被弾率を下げることで戦闘への貢献度が上がるケースは多い

とは言え、何でもかんでも見てから反射で避けるのは限界があるし何より難しい

そこで、反射に頼ることなく相手の行動を予測して意識を割いておくことで、実行へのプロセスを一つ減らしておく

避けると認識する→ボタンに手を伸ばす→ボタンを押す

としているところを

先にボタンの上に手をおいておく→避けると認識する→ボタンを押す

に変えるというイメージ

▼敵の攻撃行動をタグ付けしておく

この敵のこの特技はこう避ける、を一つずつ覚えるのがもちろん一番いいのだけど

膨大な量になってしまって長期記憶が難しくなってしまっては意味がない

なので、「このタイプの攻撃はこう避ける」を覚えていき、それを戦う相手に当てはめていく

大きく分けると

  • タゲ指定があるかないか
  • 射程はどの程度か
  • 範囲はどの程度か
  • 残体力や怒りの有無、押し合い反撃で行動パターンが変わるかどうか

これらを組み合わせて細分化して当てはめていき、来るかもしれない攻撃を覚えていく

敵AIの特徴として

  • 射程のある行動をする場合は最大射程から行動しようとする
  • タゲ指定がない場合その場から動かず最も近くにいる人の方を向く

この2点が予測を可能にするための挙動であり、行動前にこれらの挙動を確認すると消去法で予測することが出来る

一番近くにいる人に向かって前方帯状や扇状に攻撃するものは一人が外側に立ち後ろに誰もいない状況を作ることで味方に当てないというやり方も存在する (いわゆる範囲攻撃の誘導)

ただし最大射程を取ろうとするのは相手の行動ターンが溜まっていないときの予備動作なので

2回連続行動や3回連続行動の2回目や3回目のときは移動せずに即その場から攻撃してくる

この挙動を利用すればAI1回目の行動が特定できるというのもあるが、それはまた別の話なので置いておく

現在の邪神ボスでもある暴虐の悪夢(ダークドレアム)を例に挙げると

追いかけてくるもの

  • 通常攻撃、はやぶさ斬り(タゲ指定あり、射程なし、単体攻撃)
  • 煉獄火炎、凍結地獄(タゲ指定あり、射程短め、前方扇状)
  • 魔神の絶技(タゲ指定あり、射程なし、対象含む前方範囲にいる人からランダム7回攻撃)

離れていくもの

  • ギガデイン、グランドクロス(タゲ指定あり、射程長め、対象周囲円形)
  • ギガスロー(タゲ指定あり、射程それなり、前方帯状)

その場から動かないもの

  • おぞましいおたけび(タゲ指定なし、射程なし、敵中心円形)
  • 刺突(タゲ指定なし、射程なし、前方帯状)
  • 悪夢招来(タゲ指定なし、射程なし、攻撃判定なし)

追いかけてきたら通常はやぶさブレス、体力50%以下になってれば絶技も追加

離れていったらギガデイン、体力80%以下でギガスロー、50%以下でグランドクロスが追加

その場から動かない場合は体力80%~50%間はおぞましいおたけび、50%以降は刺突と悪夢招来が追加

とこのように、行動前の相手の挙動を見ることで次の行動が何であるかを消去法で予測することが出来る

行動自体の数は多くても、予備動作から来ない行動を特定してしまえば選択肢は2~3つほどに絞れるということ

自分中心範囲攻撃なら味方を巻き込まないように一人で食らえる位置に移動するとか

追いかけられてるときに耐えられそうにないなら磁界の上ややいばのぼうぎょで受けるとか

「これが来るかも、じゃあこれは来ない」と言う認識を持つのが大事

ちなみに公式ガイドブックの敵データ集にとても詳細に載っていたりするので、持ってる人は照らし合わせてみると良い

長々と書いてしまったけど、これらの予測を可能にできるかどうかで一番大事な点は

「迅速にタゲ判断すること」

に尽きる

もっと言うと、タゲ判断をしようとする段階でタゲ指定がない攻撃かどうかの判断が可能になるので

避けられる攻撃がなかなか避けられなくて困っている人はまずそこからやってみると良いと思う

使ってくる特技を全部覚えるのはなかなか難しいけど、挙動だけでも覚えてしまえばあとはそこからの分岐だけになるので、そんなに難しくはなくなる

もちろん邪神だけじゃなく全ての戦闘に於いて応用可能なので、日課強ボスや試練ついでに相手の動きを観察する癖をつけてみるのも良いかもしれない

 

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