▼基本性能と過去装備比較
攻撃特技の射程が伸びる新しい効果が実装
もともと他武器よりも射程が少し長いヤリの利点が顕著になる形になった
▼射程距離+1mがあることによる利点
まずは敵モンスターを中心とした円形範囲攻撃の多くを回避しやすくなることが一番に挙げられる
加えて、微々たる差ではあるが射程外から攻撃を行った際に射程が長い分だけ早く攻撃できることもある
基本的には射程が長くて困ることはなく、0.5mだろうが1mだろうがリーチが長いだけで有利になる
特にヤリスキルの主力である「さみだれづき」(超、零含む)は攻撃時に前進しないという特性を持っているため
攻撃後に範囲攻撃を移動で回避するといった動きは格段にやりやすくなり、被弾回数は確実に減ると言える
▼職業別評価
・ガーディアン ★★★
ガーディアンは鎧を装備した剣士だが前衛職ではない、は事あるごとに言っている気がするが
実際この職は自分を中心とした味方へのバフ行動が重要な職であるため、中衛ポジションで立ちまわるのが最も適している
加えて天光連斬、プラーナソードは元々射程が他の攻撃系特技よりも長い3mであり(さみだれ突きも同様)
長所である中距離攻撃の射程を更に伸ばすことができる
更に行動時スカラとピオラ、特にピオラの方はガーディアンにとっては非常に重要なバフであり
これがあることで魔犬の仮面や絆エンブレムと併せてピオラを維持できる可能性が高くなることも嬉しいところ
カプリコルランスと比較した際にもブーストオーラがあることでCT短縮を自前で用意できることもあり
課題としてはバイキルトを自前で炊く手段が手薄になってしまうことぐらいだろうか
・どうぐ使い ★★
中衛職であるどうぐ使いで手の空いた時間を攻撃に回すとなったときはヤリスキルが最も優秀である
しかし、補助行動などを行いたいときはある程度の距離を確保したく、敵モンスターからは遠いところから攻撃できる方が良いので、このヤリは役割的にも用途的にもマッチしている
行動時スカラとピオラに関してははスクルト、ピオリムを自前で使えることであまり影響がない効果となっている
特にピオラの方は開戦時100%でどうぐ最適術がかけられるようになったことで腐りがちなところがややネック
更に言えば行動時CT短縮とバイシオンという破格の効果が付いたライバルがいることもやや向かい風ではあるか
とは言ったものの攻撃力はしっかり高く、1m遠くから攻撃できる利点は替えの効かない要素となる
・パラディン ★
行動の大半がさみだれ突き・零で戦っていく職であり、全職業中ぶっちぎりで低いすばやさを持つことから、ピオラの有無は他職よりも重要度が大きく高い
そこを補ってくれるというだけでも喉から手が出るほど欲しい効果なのに
同時にスカラも付与されることで鉄壁の進軍使用時の攻撃力アップの上限値(1500)に届かせることが容易になる
と、こちらの行動時効果の方はとんでもなく優秀なのだが、全職業中最も前衛適性の高いパラディンにおいては、攻撃系特技の射程が伸びることが逆にデメリットになることがある
射程が長いと言うことは攻撃の射程外から使用した際に敵モンスターから少し遠い位置で止まってしまうことであり
敵モンスターの範囲攻撃を回避し、さみだれ突き・零で攻撃をする、その後壁としての役割を果たす…と言った流れとなるわけだが
ここで壁としての役割を果たしたいにもかかわらず敵モンスターとの距離があることで押し合いに入れないことが多々あることが予想される
これに関してはさみだれ突きの入力を早くすることで補うことが出来なくもないが、単純に難易度が上がること、そもそもすばやさの足りていないパラディンでは不可能な盤面も存在することで、明確にデメリットと言って良い
▼武闘家は?
ヤリを握って戦いたい物好きがいるとすれば、文句なく採用圏内の武器ではあるが
結局のところ武闘家もパラディンと同じく前衛適性が高く、壁としての役割を全うすることも必要であるため
射程距離が増えることが邪魔になるケースは多々ある
とは言ったもののパラディンと違って高いすばやさを活かすことでパラディンと同様の状況を作ることを少なくはできるので、あまり気にならないかもしれない
行動時スカラ、ピオラに関してもピオラは嬉しいがスカラは空気と言ったところ
行動時CT短縮を防具に頼るのであれば可もなく不可もなく
▼総評
パラ向けの強いヤリだ!という顔をしながら実態はそうではないところに騙されないように付き合っていきたい
性能としては非常に優秀で、行動時ピオラのある装備は色々な用途が見込める
素早いレビューありがとうございます
文句なく採用県内
武闘家のところで誤字がありました。
訂正いたしました