V5.3新防具レビュー 「かぜのマント」

▼基本性能と過去装備比較

戦闘時は無効だが体上の基礎効果にフワっとジャンプが搭載されている

かぜのマント以外にもLv108防具は体上に基礎効果が付与されていて、実質的にユニーク効果が多くなった

なお、スターダムを始めとした装備セット効果の「コマンド間隔-0.5秒」というのはピオラが1段階かかっているのと同じ効果なのでそのように表記した

要はコマンド間隔の計算式の関係でスターダムセット装備でピオリムを2段階もらえばピオ3段階になれるという事だが…

まあ小難しい話はよく分からないならなんとなく早いと思っていればいいだろう

▼スターダムとの比較

この職群の装備セットで気になる点と言えばどうしてもここになるということで、詳しく比較するところから

・常時ピオ1段(コマンド短縮)効果とすばやさ87、どっちが優秀なの?

正解は職とピオリムの有無による…のだが、結論から言ってしまうと瀕差でスターダムに軍配

コマンド短縮効果はすばやさが低いほど、ピオリムがない時ほど恩恵が大きくなるため、スターダムが出た当初では圧倒的なセット効果であったが

ステータスが伸びてきた現状では当時ほど強力な効果ではなくなっている

とはいえすばやさが87増えても追いつけるか追いつけないかの瀬戸際ということは未だとても強いことには変わりはないのだが

具体的には…


△単位は秒
※サポート仲間は無作為に選んだ数人の中央値を参照した

とまあだいたいこんな感じで、ほとんど差はないものの未だ最速のスターダム、と言ったところ

なお、キラーパンサーレベルのすばやさ(1000以上)があってもピオ2になるとスターダムやガナドールに逆転されてしまうあたり本当にギリギリラインということが伺える

・行動間隔は大差ない…が

スターダムの強さの本質は行動間隔よりも状態異常成功率+10%にあるため

これを魔力差で補おうとすると、踊り子では200以上もの数値を要求されることになったりする

旅芸はブーメランスキルに+100%という大きな数字があるため10%程度は誤差の範囲であるとも言えるが

レンジャーは魔力を参照しない状態異常があったり、そもそもツメに攻撃時デバフがあるためこの10%はかなり大きい

と、これらを踏まえた上で以下にいつものを

▼職業適性

◎ 旅芸人 スーパースター
〇 レンジャー
△ 踊り子 遊び人

・旅芸人

まずは回復+30%がとにかく強い

前身の巨商、ポールスターもそうであったように既にハッスルダンスがブーメランを持つか+30%防具を着るしか回復量を伸ばす手段がないため

この30%があるとないとでは回復量にそれなりの差が出てしまい、特定の攻撃を回復しきれない状況も起こりえる

そもそもサポート向けとしては火力盛りが正義、というのはもちろん正論だが

サポート仲間に求められる死ににくさが段違いに高く、その上でスターダム並みの行動間隔を得られるというのが優秀

言うなればポールスターとスターダムを足して割ってないようなものなので、旅芸向けの防具としては本当に末永く使えるだろうと思う

異常10%に関しては先にも触れたようにブーメランを持っている以上はあってもなくても変わらないレベルなので気にすることもないだろう

・スーパースター

主に万魔で活躍させている(人が他にいるかはあまり定かではないが)スパスタだが、その観点だと基本的にステータスの高さが全てなので

魔力守備力おしゃれさ、もちろんすばやさも大きく上昇することは注目点

ヴィーラと比較するとテンションリンク3%と発動速度2%を失うのは痛手ではあるが、それを差し引いてもすばやさの大幅アップと魔力増加は魅力

また、試練向けのムチ装備サポ用途としても妖蛇のムチがスターダムと同じ効果を持つため

同効果を重ねるよりも守備力と回復+30%があることで無駄行動が減るというメリットもあり非常に優秀

行動間隔に関しては同効果を重ねる方が恩恵が大きいためやや不利なのだが、試練だとピオなしであることも多々のためほぼほぼ変わらないだろう

・レンジャー

ピオがもらえる環境でありルカニの有無が重要な防衛軍ではやはりスターダムセットには敵わないが

これまでのようにスターダム以外に人権なしとまで思わせられるレベルではなくなった…はず

とは言ったものの、最適や最速を目指すのならばスターダムを着ない理由が何一つないので、こと防衛においては一つ評価を下げざるを得ない

ただし、他コンテンツ(特に輝晶獣)においては守備力の差や風耐性の有無があまりにも大きいため

どう考えてもかぜのマントに他防具が勝てる見込みがないとまで思える仕上がり

・踊り子

防衛軍での踊り子の起用であればやはりレンジャーと同じ理由でスターダムに勝る要素はないし

扇を持った火力要因としてでの起用でもガナドールには及ばなく、帯に短したすきに長しな印象

防衛軍以外では5.2のスキルライン強化により万魔向けのサポとして確固たる地位を得た踊り子だが

サポート運用であればとにかく行動数を増やすのが有効なため攻撃時CT短縮まであるガナドールセットに一歩劣るのが現実だろうか

元々のすばやさがとても高いためコマンド短縮効果の恩恵がやや薄いのだが、神速シャンソンという自己ピオスキルを持っていることが向かい風

ピオなしの状況であればかぜのマントも耐久力の差で優位に立てるとは思うのだが…

抜群の耐久力の高さと次点の行動間隔を誇る、と言えば選択肢の好みとしては十分に挙がる防具だろうか?

なお、すばやさの理論値に到達できるのはこの防具の存在で武闘家から踊り子に代わることになる

・遊び人

5.2の終わりごろに一部の防衛軍で話題になったが、ステータス依存でない状態異常を使うことから

やはりここでもスターダムセットが大きな壁となる

こちらは行動間隔よりも異常10%の方が本体なため、それを覆せないうちは他防具を持つ理由はあまりないことだろう

▼総括

前防具でも触れたがスターダムセットの一生捨てられない呪いはいまだ解けずにいる

はっきり言ってもうこれはこのまま一生使えるままでいてくれた方がある意味楽なのでそれでいいのだが…

新装備が旧装備にいつまでも勝てないというのはなかなか寂しいものでもあるし

毎回装備レビューを書くたびにスターダムの強さを再紹介するだけになるのも味がない

とは言うものの、かぜのマント自体は非常に優秀であることは間違いないということも添えておく

装備枠が有限である以上、同じ職群の装備を2種類以上持ちたくないという理由がなければ間違いなく手元に置いておきたい装備

すばやさの補正値を思い切って+100にしてくれればもう少し違った評価も出来たのになあ、と思う

 

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