V5.5新防具レビュー「ワンダラーズマント」

▼基本性能と過去装備比較

クイック、機工博士、大怪傑を全て足して3で割ったようなセット効果で

ぱっと見だと全部合わせた完全上位に見えなくもないが…

行動間隔短縮と状態異常成功率をどう見るかで評価が変わってくる防具になる

▼職業適性

…を語る前に前提として

「全ての職業で大怪傑を要求される可能性はこの先消えることがない」

という事実を添えておく

最適解を求めだすとキリがないとも言えるが、やはり少ない伸び代でも埋めたいと思う人は多いだろう

◎ 盗賊 どうぐ使い
〇 魔法戦士

・盗賊

開戦時早詠みはピオリム、ボミオスを使うのであればありがたい

特に開幕のピオリムを確実に半分の詠唱時間で使えるのは他職にとっても有効であり

ハンマースキルを活かして戦うのであれば状態異常成功率やコマンド間隔など誤差レベルでしかない

そのため現状の盗賊という職にとってかなり無駄のない優秀な防具と言える

問題は盗賊という職の使い道のなさ、だろうか?

・どうぐ使い

●必殺チャージ率+1%の価値とは

これは短期戦であればあるほど恩恵が大きく、戦闘が長くなるほど空気的存在価値になる

開戦時100%での早詠みも合わせて、開幕から15秒以内に必殺を保持したい場合は群を抜いて優秀な装備となる

対抗馬に魔技師ベストという存在がなくはないが、早詠みの有無により逆転するケースは少なくない

●行動間隔短縮の価値とは

開幕から5~6手を完全固定行動とし、且つツッコミや魔結界などの行動ターンを消化する場合にフリータイム終了までに1行動増やせるかどうかで価値が決まる

操作精度や戦略にもよるが増やせる可能性はあり、増やせるのであれば必殺チャージ率はクイックセットに軍配が上がる

●状態異常成功率の価値とは

ラリホーマ、ディバインスペル、ジゴスパーク、ダークネスショット、シールドブレイク、スタンショット、デュアルブレイカーなどなど

実はこの10%により役割を持てるようになるケースは少なくなく、特にスタンショットが宝珠レベルを上げる必要なく基本成功率を100%に出来るというのはかなり大きい

先日公開された不具合修正集によると武神の護法も対象らしいが、宝珠の加算分が乗ってなかっただけというオチかもしれない(真偽不明)

●まとめると

大怪傑でなければ出来ないことはたくさんある

とは言え、対強敵という1点で見れば後にも先にも代替えの利かない最終装備であると言える代物

特に開戦時、行動時の早詠みがかなり大きく、それによる行動回数の増加数は計り知れないため

ガジェットたくさん使いたいなら他にないぞ!と言ったところか

ちなみに体下装備を皮のズボンなどの低レベル装備にすることで守備力を55ほど下げることが出来るため

攻撃力依存のダメージによる必殺チャージ調整に関しては大怪傑と同等レベルにすることが出来る

・魔法戦士

●行動間隔短縮の有無による差異

クイック、機工と比較した場合気になる点はここになるわけだが

魔法戦士自身の行動回数をこの効果で1回増やすことははっきり言って不可能に近い

というのも、通常攻撃とはやぶさ斬り以外の行動がほぼ全て行動間隔短縮の恩恵を受けられないレベルのモーションだからである

更にクロックチャージのピオ2を前提に入れられたり、クロックによるCTスキルのチャージ待ちが発生したりなど

「足を止めてボタンを連打すべき場面」が訪れるケースが考えられない職であるのが行動回数の増えない要因

つまり行動間隔短縮のセット効果を気にする必要がなければ、この防具はクイック機工の完全上位と言える

●状態異常成功率の有無による差異

これはもちろんフォースブレイクがまずあり、次いでダークネスショットが存在する

が、言ってしまえばその2つだけであり

100%決まる、100%決まらない、ごくまれに決まるが1%にも満たない

というケースが大半を占め、そういった相手であればもちろん大怪傑の恩恵は何もない

しかし、フォースブレイクの成功率を75%から80%に上げるために、ダークネスショットの成功率を95%から100%に上げるためには大怪傑が必要

はっきり言えばそれだけなので、そんな遊び方をしないのであれば迷わず選べばよい

●守備力、おもさの大小による差異

魔法戦士には盗賊道具と違って鎧系防具を使えるというメリットがあり

守備力の差が気になる相手であれば鎧(というかミラーアーマー)を選択しない理由が何一つない

それは先に挙げた行動間隔の有無や異常成功率の有無など取るに足らないレベルの重要さであり

死ににくさを火力に直結させることが出来るゲームである以上、鎧を選ばないのは構成や戦略によほどの自信がある場合のみである

▼総評

体下がないことによる今後の守備力上昇という面も含めれば長く使える装備になれる

一方で複数の装備のいいところをまとめすぎた結果切り捨てられた効果があり

それが必要になってしまうとどうしても劣ってしまうことが難点

とは言え使い勝手の良さで言えばどう考えてもどの装備よりも秀でているため、何か一つ持つのなら絶対にこれと言えるだろう

 

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