V5.5新防具レビュー「ファフニルメイル」

▼基本性能と過去装備比較

武神の道着の完全上位に族長のケープのいいところを足して基本ステータスをがっつり上げた、そんな性能

この職群のセット効果には古くは風虎から続き、トライバル、ガナドールと2回も完全上位の出た

コマンド短縮&攻撃時CT短縮という根強い人気の装備があるが、現在での評価はどうなるか

▼職業適性

〇 バトルマスター まもの使い
△ 武闘家 踊り子

・バトルマスター

攻撃手段のほとんどが多段攻撃である以上単純なダメージ底上げ量が多く無駄が少ない

加えてターン消費しない率や行動時ピオラの効果により、魔犬の仮面に頼らずとも行動回数の確保をすることができる

それはつまり死神のピアスを装備できるという事であり、長所をより伸ばせるという事

構成上ピオリムを使えない場合も多かったり、攻撃と回復を一人で出来ることからソロ攻略に運用されたりなど

味方に干渉しない純粋な火力職として見た場合の防具としては恐らく何を選ぶよりも高くなる

反面味方のサポートを前提にした場合は他職に劣りやすく、またそういうケースであれば短期決戦になりやすいため

行動回数の差が出づらく一撃のダメージがより多くなりやすい開祖が強かったりする

CTとコマンド短縮に関してはバトマスにとって単純に強い効果なことに変わりはないが、それをきちんと活かせるように立ち回る必要があるため

95点の動きを99点、100点にすることが出来る理解度と操作精度が求められる

具体的にはCT短縮を引けても、早くリキャストする10秒の間に同じCTスキルを使わなければ意味がなかったり

行動間隔を縮めてもコマンド選択や回避によるロスをなくせないと意味がなかったり

加えてそこまでやって且つ攻撃力と特技ダメージ加算分の数値を上回る必要があるため、かなり難しいのではと思う

・まもの使い

多くの人が気になるであろう対デルメゼ性能に関してだけ言うと◎評価を与えたい装備

デルメゼに限らずムチを持ったまま戦い続けるのであればクラッシュチェーンの基礎効果も合わせて、ほぼほぼ味方にバイキルトを要求することはなくなる

加えてダメージ上限が発生しないレベルの強敵相手であれば無条件で増えるダメージだけでも凡そ3000ほどは見込め

同じ時間内にその3000を他防具の効果で稼ぐのはほぼ無理と言っていい

ただし、飽くまで有効であるのは

  • ダメージ上限に引っかからない時
  • 通常攻撃を使わない時
  • バイキルトの手段が限られている時
  • 戦闘時間が10分を超える時

と言ったようにハイエンドレベルのシビアさが求められる時だけであることは注意したい

注意するも何も、逆に言えばハイエンドに通用するならどこでも使えるとも言えるわけだが

装備の一本化を図りたいという理由がなければ防衛軍やコインボス、輝晶獣などの周回でこの防具を起用する理由は薄い

・武闘家

クアドラピアーがあまりにも優秀すぎるためガナドールのCT短縮に焦点が当たりがちなのだが

「テンションを維持した一閃突き・改を何発打てるか」

が武闘家の真髄と言っても過言ではなく、そういった立ち回りをするならやはり開祖の道着が抜けて強いように思う

与ダメージ系に関しては「会心が出ればカンスト」という条件下であることが多いため、ここも開祖の会心率+1.5%が最も優秀になる

ただしピオラがかかっていなければ開祖の行動間隔は遅く、ピオ状態を維持できてこそならばガナドールやファフニルにも価値はある

つまりピオを維持する手段を、どうぐ使いや魔法戦士を構成に入れるか、魔犬の仮面に頼るかファフニルの行動時に頼るか、ガナドールの常に1段階を見るかと言ったところで

武闘家は他職よりも行動時に必殺チャージが起きる可能性が高く(基礎値2%)、魔犬の仮面によるピオの維持は十分に可能なため

ファフニルメイルを活かすのなら死神のピアスも加えてさみだれ突きや超さみだれ突き、ライガークラッシュなども使える環境であればこそかなと思う

が、実際は持ち替えターンや後隙の大きなCTスキルを無駄なく行えないなら一閃突き・改を連発したほうが圧倒的に強く、上手く使うためには相応の実力と戦略が必要になる

・踊り子

この職が魔力の付与されていない装備を使う事自体がまず稀であることは置いておいて

右手に扇を持って戦うスタイルで且つ状態異常を絡めない、一昔前の万魔向けサポ踊り子のような型であれば

特技ダメージと行動時バイシピオラと言うのは非常に適している

万魔では魔剣士の台頭によりすっかり出番が食われてしまった今そんな用途があるのだろうか、と言うと…実はある

このタイプの踊り子はゼルメアをサポートなかまと探索する際に初動の風斬り、百花繚乱による幻惑など以外にも

踊り子特有の行動間隔の短さとサポ特有の判断の早さで、わずか0.7秒で範囲蘇生を発生させてくれるよみがえり節が驚くほど便利

今バージョンのゼルメアは万魔向けサポと耐性を両立しづらく、どうせ借り直さないといけないのであれば一考の価値はある

…問題はそんなサポートを登録してる人はなかなかいない事ではあるが

▼総評

やはり最新ボスで且つ席の多い「デルメゼ向けのまもの使い」を意識した防具だろう

構成や戦略はあまり広くないボスであるが故、まもの使いが二人と回復が一人はまず揺るぎないため

デルメゼまもをやるならぜひ使いたい性能になっている

たった1とは言えHPと攻撃力が伸びている以上どう考えてもハズレではなく

最新だからとりあえずこれ着とけばいいでしょ、という見方で何も問題ない

 

V5.5新防具レビュー「ファフニルメイル」」への 2件のコメント

    1. バイキが切れない(切らさない)、CTスキルを多く打つらへんの条件の噛み合いによる上振れとそれを意識して起こせる上手さがあればこそですね!
      少なくとも「余裕で」と言えるくらい簡単かつ意識しなくても出せる数字ではないと思ったのでそういう表現にしてます
      少なくとも私がやるとガナドールでは火力落ちちゃうので

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