▼基本性能と過去装備比較
絶対にMP切れは起こさない、そんな強い意志を感じるローブ
ぱっと見で驚くほどの優秀さを感じた人は多いのではないだろうか
▼MPが無限にならないケース
マホトラのころもとは、被ダメージの1/10分のMPが被弾ごとに回復する効果
しかしそのダメージにより戦闘不能になってしまった場合はMP回復効果が発生しない
つまりダメージを受けることがほとんどない、被弾イコール死のような戦闘ではMP消費しない率が10%あるだけの優位性となる
要はパラディンが敵を抑えて魔法使いが砲台をする形になる場合が主に挙がる
▼各職ごとの比較
・僧侶
僧侶はそもそもの基本ステータスが高くなるだけで文句なしでに強くなる
が、ブレス耐性を100%近くまで上げたい場合のコスト差でロードリーを優先することも考えられる
ふしぎなボレロで100%にするためにはブレスガーダーとセットで両方の錬金を42%(最大値)にする必要があったり
97%~98%で竜のうろこを併用する場合でも錬金石による最大強化だけでは届かなかったりと、強い反面かかるコストも大きくなる
また、味方メンバーのためにスピリットゾーンを使用するならば、それだけでMPはほぼまかなえてしまうといった側面もあり
意外にもMP回復能力が有効に働くことはあまり多くない
羅刹王バラシュナのようにほぼ毎ターンベホマラーに追われ、スピリットゾーンを持ってしてもMPが持たないぐらいの戦闘になるととてもありがたいのだが
・魔法使い
結論から先に言ってしまうと、魔法使いの本分である与ダメージに特化できるのは妖炎魔女になる
しかし、はい妖炎魔女の方が炎ダメージの数値が高い!終了!
…と、一蹴してしまうほどの性能ではない
まず魔力差が20あることでこれは凡そ炎1%程度に相当するため、実際は炎1%程度の差しかない
さらにヒャド系呪文が3%伸びることと、魔力差20によるメドローアの伸びまで考慮すると差はかなり小さくなる
(それでも総合すると炎1%分のアドバンテージがある妖炎魔女に軍配が上がるのだが)
火力差自体はそこまで大きな開きはなく、ゼルメアなどで良い錬金効果が付いたものを拾えた方を使う、程度の選択で何も問題はない
なお、マホトラのころも効果は先述したように攻撃を受けることがない立ち回りの場合はほぼほぼ意味がない上に
耐え調整をして臨む戦闘だったとしてもミラクルゾーンの存在を加味すると有利に働くことはかなり少ない
・賢者
ヒーラーとしての起用の場合、僧侶と違ってMP問題がネックになることが多かったため理想的な装備と言える
しんぴのさとり、いやしの雨と常に更新し続けていかないといけないバフが多く自身のMP補給も一苦労なため
MPが無限になることでバフ更新にも回復にも余裕が生まれる
一つだけ懸念しなければならないことは、いやしの雨(きせきの雨)がかかっている状態で敵の反射可能な多段攻撃をやいばのぼうぎょで受けてしまうと
雨と衣と刃のエフェクトが多重に発生してしまい、数秒間防御の構えを解除できなくなってしまうことがある
対策としては
- 物理直接攻撃に対してやいばのぼうぎょを使用しない
- 出来る限りファランクスで受ける
- どうしようもなければぼうぎょコマンド
と言ったところ
やいばのぼうぎょをぼうぎょにしたからと言って硬直がなくなるわけではないが、エフェクトが出なくなる分多少はマシになる
とは言えMP回復をしなくて良くなる利点は本当に大きいため、そこを凌いでも以後の対処が可能かどうか分からない1手のために諦めるほどの装備ではない
どうしても防御を戦略に組み込む必要があるのなら話は別だが、やはりまずは防御を使用せざるを得ない状況を作らない努力をしたい
理想を言えばこの装備に限りマホトラのころもの発生エフェクトを削除してもらって、余計な硬直が発生しないようになればいいのだが
僧侶に「マホトラのころも」と言うスキルが存在する以上は難しそうだな…と思う
・占い師
攻撃魔力がほぼキャップしているため、闇属性と光属性に関してはまるまる2%差で劣ってしまうが
雷、闇、光と複数の属性を同時に使うことが多く、また雷属性が最も使い勝手が良いため全属性3%の価値がとても高い
元々MP消費は少なめ且つ、グラコスのタロットによってほぼほぼ枯れない職ではあったが
ギガスラッシュ、ギガブレイクを中心に据える場合は減る速度が勝ってしまうためマホトラのころもがありがたい
・天地雷鳴士
炎、風、雷、土と4属性を打ち分けることになるため全属性+3%の価値が非常に高い
さらにMP消費の激しい職なため、マホトラのころもはおろか体上下でのMP消費しない率+10%ですらありがたい
となってはもうこれを選択しない理由などほとんどない
例外があるとすれば、呪文ブレス耐性をバランスよく上げたい且つ敵が多くてMPに困らない万魔の塔と
似たような理由だが僧侶の項で触れたブレス耐性100%関連ぐらいだろう
・デスマスター
与ダメージを増やす、MP問題を解決するに特化した装備であるため、被ダメージを減らす効果が一切ない
盾を持てない職であるためその問題を解決できれば採用理由になる
ただし、闇属性攻撃とギラ系呪文に関しては妖炎魔女が上回っているため
使う理由はMP問題を解消するためと
新スキルのデスサイズが攻撃魔力依存且つ無属性の範囲攻撃でかなり使い勝手がいいため、そこに関しては最適となる
▼モーモン用にも最適
サポ僧侶以上の回復力を誇るモーモンだが、MPの減りが早いという欠点を抱えていた
王家や常闇Ⅰのサポ周回程度なら問題はないが、ストーリーに連れまわしたり常闇Ⅳ、聖守護者Ⅲを攻略する際にはやや気になる点であった
それを完全に克服でき、且つ転生回数が14回になったことでおしゃれさ500のラインもかなり確保しやすくなっている
属性ダメージ強化は手が空いたときにドルモーアを打たせるなら意味がなくもない
▼妖炎、ロードリー以外の過去装備
・アビスセーラー
腕フリーを活かしたインテリ、ルビーの利点はもうほぼほぼなくなってきている
闇雷耐性を活かしたモンスターバトルロード用ぐらいだろうか
・ひかりのローブ
光属性の物理攻撃を主軸とする場合は属性2%の差がとても大きい
また、行動時マホターンを活かした対呪文性能は今でも随一であり
その場合体下をふしぎなボレロにすることでMP消費しない率+5%を得ることもできる
▼総評
MP無限の衝撃はかなり大きく、ユニーク装備として長く活躍ができることだろう
特にヒーラー賢者、天地雷鳴士、占い師で長くお世話になれそうで
モーモン用としては今後全てにおいてこれを上回る装備が出ることは考えにくい
唯一防御時のエフェクト硬直が気になるところだが…他の要因とも合わせてなんとか修正してくれる未来があればと思う