▼基本性能と過去装備比較
今までにないユニーク効果が2つ
どちらも回復力の補佐になりうる効果だが
▼エイルとの回復力比較
僧侶の回復魔力によって多少は差が出るが、結論から言えばエイルの方が回復量は高い
その差は体下錬金やアンクなどで回復魔力を高い水準にした時で約10ポイント
HPや耐性を重視し、回復魔力が抑えられている状態で約9ポイントほど
(※スティック以外のところで回復魔力を高く出来ればできるほどエイルが優勢になる)
差自体はかなり小さいところまで来ているが、セーラススティックには行動時や開戦時のバフがないため
効果範囲と射程距離の差で手数を増やせなければエイルに劣っていることになる
▼基礎効果2つはどう有効に働かせることが出来るのか
まず、ベホマラーの効果範囲+2mの方だが
これははっきり言って誤差レベルであり体感できる効果ではない
運よく誤差2mの範囲内に味方が立っていて、回復が届いたから死なせずに済んだ、を認識できる人は皆無であろう
(そもそもそんなギリギリの位置でベホマラーを受けるな)
もちろんそんな状況が偶発することはあるためついているだけで強い効果とは言えるが
真に強いのはホイミ系の射程距離+5mの方で
ホイミ系呪文は射程が15mしかないため、それをベホマラーと同じ圏内まで広げることが出来る
ベホマラーなら移動せずに回復できるがベホイムなら助走が入ってしまう距離、と言うのはそれなりに分かりやすいことだろう
その距離で移動を挟まずにベホイムを使用できることは発生までの時間にして凡そ0.6秒程度の差になる
0.6秒とは、限界まで呪文発動速度を上げた僧侶が早詠みありとなしでベホマラーを使ったときの2倍程度であると言えばどれだけ大きな差かは容易に判断できるだろう
特に反撃を誘発しながら反転を繰り返す立ち回りの時に輝く効果である
▼反面行動時バフや回復量が劣る
上記のようにセーラススティックでないと出来ないことはあるものの、僧侶向けスティックとしてやや汎用性に劣ることは否めない
特にサポ用途であれば行動時祈りの輝天が圧倒的に優秀であるし
天地雷鳴士やザオラルを習得したスーパースターであれば祈星のスティックが一歩リードする
踊り子では基礎魔力差だけで採用する価値はあるものの、行動時キラポンや聖女は捨てがたいところが悩ましい
▼総評
今までにない基礎効果で面白い使い道を模索していけそうな装備
反面それ以外はステータスが高いだけとも言えるが、果たしてこれが最新でなくなった時に用途が残っているかどうかはかなり怪しい